こんにちは。
暑くなりましたが、風がさわやかな季節ですね。
今月の教室の様子をお伝えします。
<基礎>☆ 6/9
そら豆入り玄米ご飯 / 揚げ豆腐と野菜の煮浸し / 昆布の佃煮
「そら豆入り玄米ご飯」は、圧力鍋で炊いた玄米ご飯に、ゆでたそら豆を混ぜました。豆のせいかご飯がとても甘く感じられました。
「初夏らしい!」と好評でした。
「揚げ豆腐と野菜の煮浸し」は本くず粉をまぶして揚げた豆腐、素揚げした人参、えんどうをしょうゆで濃い目に味付けした昆布だしでさっと煮ました。
添えたしょうがの風味もよく合います。
「昆布の佃煮」は、だしをとった後の昆布をしょうゆだけで煮たものです。
私の漬けた5年ものの小梅干しも添えました。
やはり、しょうゆがおいしいとお料理が抜群においしくなります。
マルシマの杉樽仕込みのしょうゆを使っています。一度このおいしさを味わうと、他のしょうゆでは物足りなくなってしまいます。ステンレス樽だと風味が薄く感じられます。
大きなきりかぶでも販売しています。
❤今月のお手当は「生姜湿布」を行ないました。
あらゆる痛みに使える外用のお手当です。
①生姜をすりおろして布袋に入れ、70℃ほどに冷ました湯に入れてもみ出します。
②タオルを浸して絞り、患部に当てます。(内臓の痛みにも)
上にバスタオルなどをかぶせて保温しますが、見やすいように初めのタオルだけ撮影しています。
③患部が温まったら、びわの葉を当てるとさらに効果的です。
④葉を直接当て、上から熱いタオルなどで温めます。
症状のひどい場合は葉がすぐに黒くなります。(毒素で)
「気持ちいい~💛」と大好評でした。
<応用>☆☆ 6/16
にんじん玄米ご飯 / コーフーボールのあんかけ / 大豆のバルサミコ酢漬け / 昆布ゼリーと海藻のサラダ / 三年番茶蒸しパン
「にんじん玄米ご飯」は軽く蒸し煮したにんじんを玄米と一緒に炊き込みました。にんじんの甘みがおいしく、きれいな色のご飯になります。
「コーフーボールのあんかけ 」は、素揚げコーフーから手作りしました。
グルテン粉と地粉を合わせて生地を作り、蒸し器で1時間以上蒸します。
3倍ほどに膨らみます。これをスライスして素揚げしたものが“素揚げコーフー”です。これを味付けして煮たものが“煮コーフー”です。この状態で缶詰で売っていることが多いです。
膨らんだもの(パンなど)は陰性なので、何か症状のある方は控えた方がよいですが、これは、蒸す+揚げる+煮るという陽性さ(火と時間)を加えているので、体にやさしく、どなたでも食べやすいものになります。
マクロビオティックでは、お肉に見立てて使います。小麦たんぱくです。
小麦のたんぱく質は良質なたんぱく質で、脳の栄養になるので「健脳食」✨と言われています。受験生にもおすすめです。精神も落ち着きます。
今回はこれをみじん切りにし、しょうゆで味付けした昆布だしで煮たものをひき肉に見立て、炒めた玉ねぎ、椎茸と合わせてミートボールにして揚げました。
コクがあり、食べ応えもあり、お肉好きの方でも満足していただけるのではないかと思います。
「大豆のバルサミコ酢漬け」はゆでた大豆を麦味噌、バルサミコ酢に漬けたものです。一晩漬けるとよいですが、作ってすぐでもおいしく、ご飯によく合います。
「昆布ゼリーと海藻のサラダ」は、昆布だしで寒天ゼリーを作り、カットしたものを海藻サラダに加えています。トマト、きゅうりという夏野菜も使い、見た目も涼しげなサラダになりました。揚げた玉ねぎがアクセントです。じゃこや小エビのような香ばしさです。
「三年番茶蒸しパン」は豆乳で三年番茶を煮出して、ミルクティーを作り、これを水分として蒸しパンの生地を作りました。米あめとレーズンでやさしい甘さです。
今回はコーフー作りがメインでした。大豆たんぱくや小麦たんぱくを買ってきて、お肉代わりに使うことはよくしますが、今日は一から作ってもらいました。
「こんなに時間と手間をかけて作るものだなんて!・・・今度からありがたく食べます」と言われた方もあり、普段口にするものがどのように作られるのかを知ることは大切なことだなと思いました。
ゆき