こんにちは。
日増しに暖かくなってきましたね。
今月の教室での様子をお伝えします。
<基礎> 3/10(金)
黒ごま入り玄米ごはん / おこと汁 / 小松菜のお浸し
「黒ごま入り玄米ごはん」は、黒ごまを玄米に混ぜて炊きました。
黒ごま色に染まり、香りのよいごはんになりました。
「おこと汁」は、6つの具材の入ったお味噌汁で、無実の罪を逃れることができると言われています。江戸で2月8日の事始めに魔除けとして食されていたそうですが、旧暦でちょうどこの時期になるので取り入れました。
6つの具材は、里芋、小豆、大根、にんじん、ごぼう、こんにゃくにしました。
だしは昆布と椎茸で、お味噌は麦味噌と豆味噌です。
「本当においしい💛」と好評でしたが、お味噌をすり鉢でするので粒子が細かくなるからかなと思います。
「小松菜のお浸し」は、どなたでも作られると思いますが、アクがあって陰性寄りのほうれん草ではなく小松菜を選んでいること、お湯が沸いたところに小松菜と塩を同時に入れること、ゆでた後水洗いしたり強く絞ったりしないことなどがポイントです。
❤おまけの品・・・「昆布と椎茸の佃煮」、「里芋の皮の唐揚げ」
◆今月のお手当は、「小豆の煮汁」です。
小豆の3~4倍の水でやわらかくゆでた汁に塩少々を加えて飲みます。
腎臓系によいお手当です。
冷えている方は、小豆を焙煎した粉「ヤンノー」の方がおすすめです。
<応用> 3/17(金)
デコレーションケーキ寿司 / 野菜の2色クレープ巻き / ひえのシンプルスープ / 桜餅
デコレーションケーキ寿司 の切り分ける前の姿です。
「デコレーションケーキ寿司」は、玄米ごはんに梅酢を混ぜて酢飯にし、紅しょうが、白ごまを混ぜています。
ケーキ型に酢飯を詰め、間に椎茸をしょうゆで煮たものがはさんであります。
高野豆腐のそぼろを紫芋で染めたものを敷き詰め、上には豆腐とかぼちゃで作った薄焼き卵風のもの、れんこん、にんじん、絹さやを飾りました。
「真ん中のにんじんのバラがスモークサーモンに見える!」と好評でした。
「野菜の2色クレープ巻き」は、シナモン生地とよもぎ生地の2色です。
玉ねぎ、キャベツ、にんじんを炒めたものを巻きました。
中身は何にでもアレンジできて、軽食にもおやつにもおすすめです。
「ひえのシンプルスープ」は、ひえを炒めて、ローリエとともに水で煮ました。味付けは塩のみです。ひえがたっぷりなので、ポタージュ状です。
「やさしい味~💛」とこちらも好評でした。
「桜餅」は道明寺粉で作る関西風のものです。
紫芋でほんのりピンク色に染めました。中は小豆の餡です。
桜の葉で包むだけで、とても春らしい風情になります。
今回は、春のおもてなし料理の参考になるようなメニューを考えました。
お料理に季節感を取り入れることは楽しいですね。
ゆき