白みそ雑煮 / 黒豆煮しめ / 柚子ごぼう / かぼちゃの錦玉子 / 松風焼き / 菊水巻き
こんにちは。
冬らしい季節となりました。
今月の教室の様子をお伝えします。
<応用>☆☆ 12/21(金)
*今月はおせちです。
「白みそ雑煮」は、昆布・椎茸だしに白みそと麦みそを合わせました。
玄米もち、里芋、大根、椎茸、小松菜を入れ、梅型にんじんと柚子皮をあしらいました。
梅型にんじんは、お正月らしく、立体的に仕上げました。
この地方は、しょうゆ仕立てのすまし汁に、もち菜、かつおぶしのシンプルなお雑煮を作られる方が多いと思うので、普段と違った感じに京都風の雑煮にしました。
白みそに麦みそをブレンドしたので、甘すぎず、食べやすいお味です。
お味噌をすり鉢でするので、なめらかな仕上がりです。
「黒豆煮しめ」は、黒豆をしょうゆと塩だけで煮ています。おせちの煮豆はお砂糖で甘くされる方が多いと思いますが、豆の甘みを引き出すことで、お砂糖を使わなくてもほのかな甘みが出せるのでおすすめです。
圧力鍋で煮るので、うまみが濃いです。
「柚子ごぼう」は、ゆでたごぼうを、柚子果汁としょうゆを合わせた漬け汁に浸したものです。
柚子のやさしい酸味と香りが生きています。
今日のメニューの中で、一番簡単にできるお料理だと思います。
おせちは食物繊維が不足しがちなので、うまくごぼうを取り入れてみて下さい。
「かぼちゃの錦玉子」は、ゆで卵を裏ごして作る“錦玉子“をマクロにアレンジしたものです。
白身と黄身が反転した美しいお料理です。蒸し器で蒸しました。
白身は豆腐、黄身はとうふとかぼちゃでそっくりに仕上げました。
「松風焼き」は、鶏ひき肉で作る“松風焼き“をマクロにアレンジしたものです。
大豆たんぱくとすりおろした高野豆腐をひき肉の代わりに使いました。
豆みその風味豊かな、扇や羽子板を表した末広がりの縁起のよいお料理です。
名前の由来は、ケシの実や青のりで表面は華やかだけれど、裏側はさびしい→裏さびしい→浦さびしい、となり、謡曲の「浦寂し、鳴るは松風のみ」という一節にかけたと言われています。
裏がないので、正直さを表しているそうです。
材料を混ぜて、オーブンで焼くだけです。
「菊水巻き」は、みかんの断面を生かし、小松菜、大根を巻いて仕上げました。
菊の花のようです。扇や日の出にも見立てられるので、おせちにぴったりなおめでたい形ですね。
大根のかつらむきがポイントとなるお料理です。
多少厚くなってしまっても、塩でしんなりとして巻けるので、なるべく切らずに長くむいた方が作りやすいです。
”ん”のつく食べ物は”運”がつくので、縁起がよいと言われます。みかん、だいこん、れんこん・・・
以上6品、手に入りやすい食材を使って、マクロビオティックのおせちを作りました。
市販のおせち買われる方も多いと思いますが、何か1品でも自分で作ることができたらうれしいですよね。参考にしていただけたらと思います。
よいお年をお迎え下さい。
ゆき