仕事で神奈川に行きました。昨年は、娘たちの誕生日もひな祭りの日も仕事で家にいなかったので、今年のひな祭りもだめかなーと思っていたんです。
でも、上司やお客さんに頼んで前日からにしてもらった事、3日間トラブルが少なかった事、お客さんが協力的だった事、いろいろ重なって何とか、ひな祭り(ちょっと贅沢な食事)に間に合いました。
お客さんとは10年以上の付き合いで、自分の仕事だけでも大変なのに、私の仕事も手伝ってくれる優しい方で、誰も見ていないし得になるわけでもないのに、本当にありがたい事です。
私は小さい頃、ほとんど誕生日もクリスマスも祝ってもらえず、私の誕生日に「今日は何の日か覚えてる?」と母に質問したら、「覚えてない」とあっさり言われ、それでも親かい?と思った事を30年以上たった今でも鮮明に覚えています。
もちろん、こどもの日(かぶとや鯉のぼり)なんて皆無でした。近所の鯉のぼりを見つけては、わくわくしたのを覚えています。私たちの小さい頃は、それが当たり前だったかもしれません。
それに加え、両親は不仲で喧嘩が絶えない毎日でした。幸せを感じたこともなかったし、不幸が当たり前だと思っていました。もちろん今は両親に感謝していますが。
ひな祭りは、娘たちには当たり前の事になっているかも知れません。でも私にとっては特別な日。私のほうがわくわくしていた気がしますが、娘たちも喜んでくれて最高の笑顔を見せてくれたので良かったです。
誰かが、 ” 愛がある人生は長く感じられ、愛のない人生は一瞬で終わる ” と言っていました。私は、 愛とは無縁の世界で生きてきた(そう思い込んでいた)ので、もったいない事をしたと思います。
若い頃は冷めてましたし幸せを感じなかったので、” 自分は絶対に幸せになれない ” と思い込んでいた(あきらめていた)が、こんな私でも些細な事に幸せを感じるようになったので、今、幸せを感じる事ができない人も決してあきらめてほしくないんです。
光があれば、必ず影があります。良いこともあれば、悪いこともある。ずーと幸せな人生なんてないと思うし、ずーと不幸な人生なんてないと思うんです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。