こんにちは。
暖かい日が続きますが、来週はまた寒くなるそうですね。
気を付けてお過ごし下さい。
今月の教室の様子をお伝えします。
<基礎> 1/12(金)
玄米七草粥 / 油揚げのカラカラ焼き
「玄米七草粥 」は、春の七草をみじん切りにして炒め、圧力鍋で炊いた玄米粥とともに煮ています。焼いた玄米餅ものせました。
初めに七草を炒めているところがポイントです。
陰性のアクが、油で炒めるという陽性の操作で、うまみと甘みに変わります。
「油揚げのカラカラ焼き」は、フライパンで焼いた油揚げに、しょうゆと梅酢を加え、カラカラに仕上げました。香ばしい一品です。
たっぷりのせた白髪ねぎがよく合います。
おまけのお焼き
せりの根や葉、にんじん入りのお焼きです。モチモチでおいしくて好評でした。
💛今月のお手当は、「五味の調和」のお話をしました。
七草粥に使用した野菜・野草
桜沢里真先生のマクロビオティック伝統レシピより引用しました。
一月七日は七草がゆの日です。年末から年始にかけてご馳走を食べすぎることが多いので、この日は、あっさりしたおかゆに、野菜や野草を入れて、胃や腸をととのえようとの有難い祖先の知恵だと思います。「せり、なずな、おぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ、これぞ春の七草」といって、「七草なずな、唐土の鳥が日本の国へ渡らぬ先に。ストトントン」と、うたいながら七草を音をたてて切り刻みます。
この七草には、「辛・酸・甘・鹹・苦」の五つの味がふくまれています。私は、その五味に人参の甘みを加えて、よくきざみ、まぜてたたきまぜ、油で炒めて陰性の成分を少しとばし、おかゆに入れて七草がゆを作りました。ある若い科学者に食べて頂きましたら、「これはアミノ酸の味がする」、といって首をひねっていました。七草を生のうちにたたきまぜたために、五味が相互に陰陽が引き合い、うまみが出たものでしょう。 桜沢里真著「リマクッキング」(日本CI協会)より引用 |
「唐土の鳥」は大陸からの渡り鳥のことですが、インフルエンザという意味も含まれているそうです。
この時期、胃腸をいたわって、インフルエンザにかからないように気を付けたいですね。
<応用> 1 / 19(金)
玄米春菊ごはん / 白菜とキヌアのごまクリームスープ / チリ小豆バーグ / ひじきポテト / キャロブチップマフィン
「玄米春菊ごはん 」は、玄米ご飯に、みじん切りにしたたっぷりの春菊と、焼いた油揚げ、いりごま、黒こしょう、塩を混ぜたものです。
春菊が生でたっぷり食べられます。
私は春菊が大好きですが、春菊が苦手な方も、加熱したものより香りがやさしいので、食べられるかもしれません。生徒さんはそのように言っていました。
黒こしょうがアクセントになっています。
「白菜とキヌアのごまクリームスープ 」は、白菜と、人気の雑穀キヌアを昆布だしで煮て、白ごまペースト、しょうゆ、唐辛子、塩で味を調え、豆乳でクリーミーに仕上げました。
やさしい味わいでコクもあり、風邪気味の生徒さんも「おいしい❤ 今日来てよかった~❤」と喜んでいました。
「チリ小豆バーグ 」は、水煮小豆のハンバーグです。つなぎに長いもや地粉を加えていますが、ほぼ小豆だけでできています。小豆のあんこのイメージを覆すお味です。色は牛肉そっくりです。
こしょうと唐辛子を少々多めに効かせるのがポイントです。
粒マスタードとオリーブオイルのソースを添えました。
生野菜と一緒にパンにはさんでもおいしいですよ。
「ひじきポテト」は、可児市の学校給食の人気メニューをマクロビオティックにアレンジしてみました。
炒め煮したひじきと、素揚げしたじゃがいもを和えたものです。
給食ではひじきを水に漬けて戻しているので、砂糖やみりんを加えないと物足りないのかなと考え、ひじきを水で戻さずに甘みとうまみを引き出しました。
じゃがいもの皮もむかず、風味が濃くなるようにすることで、しょうゆだけで甘みを出すことができました。
「お酒のおつまみにもなるね❕」と好評でした。
「キャロブチップマフィン」は、バレンタインデー用のお菓子です。
今年はチョコレートもココアも使わないチョコ味のマフィンにしました。
絹ごし豆腐を水分として使っています。アーモンドプードル、くるみも加えました。
キャロブパウダーとキャロブチップを使用していますが、キャロブはいなご豆のさやです。チョコレートの香りがします。
チョコレートやココアは南国のものなので体を冷やしますが、キャロブは体にやさしいです。
チョコデビューさせたくない小さなお子さんにもおすすめの食材です。
今月は、バレンタインデーのお菓子を先に決め、それに合うメニューを考えました。
素敵なバレンタインデーをお過ごし下さい。
ゆき