畑への想い

暖かい日が続きます。でも朝晩は少し寒いですよね。

 

岐阜県 可児市 にある なちゅらるカフェ 大きなきりかぶ に隣接する場所にオーガニックな畑があります。

基本的には、無農薬、無肥料、不耕起(自然栽培)です。

ものすごいこだわっている訳ではありません。ただ、心と身体に優しい野菜を育て、自然に優しい畑にする。

農薬や化学肥料を使えば、雨が降り、川に流れ、いずれは海に行き、海が汚れ、魚が汚染されます。

結果には原因があり、私がしたことは全て私に返ってきます。

 

 

私は5年ほど前までは、別の場所で野菜を育てていました。無農薬、無化学肥料。

しかし体調を崩し、借りていた畑も返しました。

しばらく野菜を育てるのは控えていたのですが、今のオーガニックな畑を「やってくれないか」と言われたんです。

体調も悪かったし仕事も忙しかったので、最初は断るつもりでした。

「とりあえずやってみて、だめなら返したら?」と言われ、悩みましたが、とりあえず畑で野菜を育てることに。

畑のオーナーが体調を崩し入院したので見舞いに行った時、「後継者が来た!」と喜んでくれました。さらに、「あげることはできないけど…」と寂しげにおっしゃいました。

私は少し申し訳なく感じたんです。信頼を裏切ってる気がして。

 

 

畑作業をしていたとき、あることに気付きます。

野菜が育てられていた場所より少し外れた場所の草を取っていたら、石がごろごろ出てきたんです。

あれ?と思いまわりを見渡すと、畑の隅に石の山がありました。

畑は石が少なく土もやわらかく作業しやすいなーと思っていたのですが、もともとは石も多く土も固い畑だったことに気付きます。

私の心が動いた瞬間。

この畑は、畑のオーナーを始め多くの方々が守ってきた畑なんだなーって気付いたんです。

なんの縁もなかった、よそ者の私がこの畑を任されている。

覚悟を決めました。

次の世代につなぐ役割が私にはあります。

誰か分かりませんが、次の人に「良い畑だ」と言ってもらえるように。

もしかしたら畑がなくなり家が建つかもしれませんけど。

もちろん無理はしませんが、年だとか体調が悪いとか言い訳するのはやめました。

私ができることをできる範囲でやっていきます。

 

 

このことに気付くまでは、ここにただ「住んでいる」気持ちでした。

今は、ここに多くの方々のおかげで「住まわせてもらっている」と思うようになりました。

死んだら何も持っていけませんからね。全て借り物です。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

けん